2024.02.29

マウスピース矯正とは?メリット・デメリットや費用などの基礎知識

コラム写真

マウスピース矯正では目立たなく歯列矯正ができます。ワイヤー矯正よりも痛みが少なく透明のプラスチック材料の為、装着感がよく目立ちません。

接客業の方にもお勧めしています。例えばデパートの化粧品販売の方でも矯正されており仕事に支障なく生活されています。

しかし適応症(かなり歯並びが悪すぎると出来ない場合があります。)がありますので治療前にキチンと理解してご自分に合った矯正をされて下さい。

歯科医師からの診断でマウスピース矯正適応の範囲か、そうでなくワイヤー矯正の適応かしっかり相談して始めるようにしてください。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は仕事上人と話さなければならない方でもテレビに顔が出る方でも目立ちにくく周囲の人にも気づかれにくいのでかなり気軽に矯正治療が受けられます。

1日2時間ぐらいは外すことが出来ますのでどうしてもという時でも対応することができます。

もちろん食事の時は外してからでしか食事は出来ないので、ワイヤー矯正のワイヤーに食べ物が引っ掛かったり口の中を怪我したり口内炎がたくさんできたりなども起こりにくくなります。

歯ブラシも外して行うのでいつもと同じです。ワイヤー矯正の場合歯ブラシがとても複雑で虫歯にかかりやすいのが欠点ですが、マウスピース矯正は磨きやすく虫歯にかかりにくいのでいいと思います。

マウスピース矯正の装置

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正 ワイヤー矯正
見た目 目立ちにくい 金属が目立つ
取り外し 自分で外せる 自分で外せない
痛み 弱くある 強くある
金属アレルギー ない ある
衛生面 普通にできる 難しく不潔になりやすい
会話 ほぼ普通にできる 装置が引っ掛かりやりにくい

マウスピース矯正は図のようにワイヤー矯正のデメリットをかなり克服しており患者さんに少しでも痛くなく虫歯や歯周病などになりにくくアレルギーにも対応でき日常会話も違和感少なくて済む、またかなり目立ちにくくワイヤー矯正みたいな見た目の悪さもなく日常生活を送ることができることが最大のメリットでしょう。

【ワイヤー矯正とは】歯が動く仕組みや期間、費用、種類などの基礎知識

マウスピース矯正のメリット

目立たず、痛みが少なく、より衛生的で、金属アレルギーもなく、食事の時も普通にでき、会話も普通にできる、また取り外しも簡単でかなり気軽に矯正治療ができることがマウスピースによる矯正の最大のメリットになるでしょう。

個別相談
こちらから

矯正歯科では「もっと自然な見た目に」「美しい歯に」
といったご要望にお応えする治療を行います。患者様に適したものを選びご提案することが可能です。

矯正装置が目立たない

マウスピース矯正の材料は薄く透明な口腔内にやさしいプラスチック材料を使ったマウスピースを使用します。目立ちにくいため矯正の見た目の悪さがなく治療を中断することなく日常の生活を送ることができます。

人と普通に話したり食事したり写真撮影したりしても矯正治療をしていることを他の人に知られにくいです。

取り外しが簡単

マウスピース矯正は矯正器具を自分で簡単に外すことが出来るためかなり抵抗が少なく矯正治療に入っていくことができる大変優れた歯科矯正治療です。

もちろん適用外の場合もあるが歯牙の負担もワイヤー矯正よりも少なく、動かしたい歯牙だけに力をかけることができるため身体的にもとても良い歯科治療と言えるでしょう。

金属アレルギーの心配がない

マウスピース矯正は透明なプラスチック材料のため金属アレルギーの心配がなく金属アレルギーをお持ちの方にも安心して受けていただける歯科矯正治療です。

ワイヤー矯正ではワイヤーやブラケットなどの金属材料を多用するので金属アレルギーがある方には出来ない場合があるがマウスピース矯正であれば適応となります。

痛みが少ない

マウスピース矯正はそれぞれの歯並びに合わせた薄い透明なプラスチック材のマウスピースを装着して動かしたい歯牙だけに力を加えるのでワイヤー矯正のように全体的に力が加わらない為痛みも軽くなります。

動かしたい歯牙だけが少し感じるだけで全体的に痛くなるワイヤー矯正(全部にワイヤーで力がかかります)とはかなりの痛みの違いがあります。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットはあまり大きい叢生治療には力が弱いため向かないと今現在はされています。

それと患者さん自身で取り外しが簡単に出来てしまうため決められた時間よりも短く入れていた場合うまく歯が動いていない場合があり、予定の矯正期間より長くかかってしまいます。

さぼりが長くなると歯牙が元の位置に戻ってしまうリラックス現象が起こります。こうなると費用が余計にかかったり、矯正期間が予定よりも長くなります。

1日20時間以上装着する必要がある

マウスピース矯正はできるだけ食事の時以外は外さないようにお願いしています。

とりあえず1日20時間以上は入れないと動きにくいことを説明していますが、かなり難しい方もいらっしゃるので入れない場合なかなか矯正期間が終わらず費用も予定している以上になる場合があります。

治療ができないケースがある

マウスピース矯正は歯並びや口の中の状態で出来ない場合があります。叢生が大きい場合や上下の顎のずれが大きい場合は矯正治療の前に顎の治療が必要になります。

また歯周病や虫歯があると治療出来ないのでこれも治療してからの矯正治療となります。

マウスピース矯正ではあまり大きなずれは矯正治療出来ないので先生に相談して頂きたいです。

装着中は飲食ができない

マウスピース矯正は飲食時には外してもらわないとマウスピース装置が壊れてしまうため必ず飲食時には外すことが必要になります。

例外として水を飲むときだけは外さなくていいが熱いものや酸性やアルカリ性のものは虫歯にかかりやすくなるため外すことが必要になります。

くれぐれも忘れて入れたまま食事や水以外の飲み物を取らないようにすることがとても重要になります。

マウスピース矯正治療の流れ

  1. 始めに診断するための検査が必要です(問診、視診、レントゲン検査、既往歴などが必要)
  2. 費用やかかる時間、決め事の説明
  3. 歯型の印象、歯磨きや取り扱い説明
  4. プレート矯正入れはじめる
  5. 最初はキチンと入れているか、歯磨きや決まりごとのチェック問題点ないかチェック
  6. 2週間に一度動いているか虫歯ないかなどのチェック
  7. 数か月~1年半ぐらいでプレート矯正終了
  8. 保定期間(最低でも矯正治療期間の3倍~5倍)後戻り予防の為

マウスピース矯正にかかる費用

施術箇所 費用相場
部分矯正(前歯だけなど) 30万円~50万円
全体矯正 65万円~100万円

マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも多少安く済む場合が多く部分矯正は35万ぐらいからで全部矯正になると65万~が今のところの相場です。

ワイヤー矯正よりも簡単でかなり気軽にできる分歯並びが酷く悪い場合は適用外となり、便宜抜歯した場合も適用外となります。

マウスピース矯正の症例

マウスピース矯正当医院ではかなり早くからマウスピース矯正を行っております、部分的に治したい歯列矯正をメインに矯正治療を行っています。

熊本でのマウスピース矯正治療は森都心歯科クリニックにお任せください!

マウスピース矯正は熊本森都心歯科クリニックで早く安く行っていますので、歯並びが悪く矯正したいなぁと考えている方、ワイヤー矯正は目立って嫌だ・費用が安くならないか等々のご相談を日々受け付けています。

また矯正以外に他に方法がないか早くなるべく安くできないかなどの相談も併せて行えますので是非一度ご来院ください。親切丁寧に説明いたします。

矯正歯科の個別相談はこちらから

矯正歯科では「もっと自然な見た目に」「美しい歯に」
といったご要望にお応えする治療を行います。患者様に適したものを選びご提案することが可能です。

アイコン

この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長