2023.10.31

インプラントは医療費控除の対象!還付額の計算方法や申請方法

コラム写真

人は人生を楽しむために出来るだけ健康でないと、痛い所や不便、不自由な所があるだけでかなりクオリティは落ちていきます
特に人間は他の動物とは違い食事を楽しむ事が出来る動物です。

しかし歯は消耗し必ず悪くなり失くしてしまいます。今の日本は20代に抜け始め50代で平均3本は失くし70代では半分以上の歯が失くなってしまうとういうデータが出されています。
この様な歯のない状態で食事を楽しむ事は出来ません。
楽しむ事が出来ないばかりか歯の残存数が少なくなればなる程、医療費がかかってしまうという厚生労働省の統計があります。

つまり歯の本数が少ない程、病気になりやすく、ましてや人生も楽しめないし人生が短くなる事が容易に考えられます。
しかし人間は歯科治療があれば入れ歯を入れる事が出来ます。

ここで問題となるのが歯がなくなった所には①入れ歯②ブリッジ③インプラントの選択が出来るのです。
クオリティが良い順に③→②→①です。

インプラントは医療費控除が適用される

医療費控除とは?

医療費控除とは一年間(1/1~12/31まで)に使った医療費、それに通った交通費、薬代やその他の物の合計が沢山かかった場合一緒に住んでいる人も含めお金が返ってくる制度です。

勝手に返ってくるのではなく確定申告等の手続きを取れば返ってくるので手続きをしないともったいない人もいます。

所得に応じて戻る金額が異なり5%~45%までとかなりの金額が返ってきます。計算式は面倒ですが慣れると簡単に計算出来ます。
申請の期間は2/16~3/15までに提出し次の月に返ってきます。
忘れた場合は5年間遡って申請出来るので領収書等をきちんと保管する事が大切です。

医療費控除の対象

  • 虫歯・歯周病などの保険診療
  • 治療で使用される材料にかかる費用(セラミックなど)
  • 口の中に出来た病気全てにかかった費用
  • かみ合わせ改善の歯列矯正治療(不正咬合)
  • 入れ歯の治療費
  • 病院への交通費
  • 薬代
  • ドラッグストアで買った薬代
  • 歯ブラシ代、歯間ブラシ代
  • 歯磨き粉代

医療費控除の対象外

  • ホワイトニング
  • 美容や審美目的の歯列矯正
  • 歯科ローンの利息
  • 美容目的のかぶせ物(補綴代)
  • 矯正する時の便宜抜歯代(病名つけば対象)
  • エチケット用洗口剤

医療費控除のポイント

課税所得額

1,000~194,900円の方
税率5%
  • 15万→2,500円
  • 30万→10,000円
  • 100万→46,000円
1,950,000~3,299,000円の方
税率10%
  • 15万→5,000円
  • 30万→20,000円
  • 100万→90,000円
3,300,000~6,949,000円の方
税率20%
  • 15万→10,000円
  • 30万→40,000円
  • 100万→18,000円
6,950,000~8,999,000円の方
税率23%
9,000,000~17,999,000円の方
税率33%
1800万以上の方
税率40%
100万の方
36万還付

この様に所得によって控除額が変わってきます。

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インプラントの医療費控除の計算方法

説明した様に所得によって医療費控除額は変わってきます。
一年間全ての医療費の合計で計算されるのでしっかりカウントすればかなりお金が戻りますので無駄のないように気を付ける必要があります。

例:1.800万の所得がある人は100万の医療費を使った場合、100万から10万引いて90万かける40%が戻ります。つまり36万円です。

医療費控除額の計算方法

【計算例】年収400万円のケース

  • 年収400万円(20%)→100万円インプラント代 90万×20%=18万円
  • 年収1,000万円(33%)→100万円のインプラント代 90万×33%=29.7万円
  • 年収4,000万円(45%)→100万円のインプラント代 90万×45%=40.5万円

年収400万円の方が年に医療費の合計が15万円だった場合は(15-10)×20%=1万円 30万→4万円 100万→18万円戻ってきます。
すべてトータルの医療費です。

交通費+風邪薬代等の合計です。歯科では歯ブラシ代歯磨き粉代も入れられます。
もったいないです。皆さんご存じないので・・・

インプラントの医療費控除を確定申告で申請する方法

医療費の領収書は3年保存します。
家族(扶養の範囲内)親族は同居でOK。
サラリーマンは源泉徴収票で一ヶ月以内に戻ります。
確定申告の時に口座を記入し提出するので現在は領収書の添付はしなくてイイのですが5年間の保存を行い、いつでも提出出来るようにしておくことです。
忘れた場合は5年間遡って申告できます。

前年の1月1日~12月31日までの医療費の確定申告を2月16日~3月15日までに行います。
国税のホームページから確定申告の必要書類がプリントアウト出来ますし、E-taxにてご自宅に居ながら確定申告できます。

インプラントの費用や医療費控除に関するよくある質問

インプラント治療の費用が保険適用になる?

インプラントが保険治療になる場合の条件はかなり特殊で事故や病気で顎の1/3以上を失くした場合、歯科病院にて主に大学病院にてインプラント手術が行えます。
この場合は主に顎補綴と呼ばれ顔の再建を行う事です。一般の歯周病や虫歯で失った場合は除外されます。

インプラント治療は高額療養費制度の対象になりますか?

一般的にインプラントは高額療養費の対象外「インプラント治療の費用が保険適用になる?」で話した保険にて治療を行った場合の顎、顔面治療等は対象になるようです。

ゆえに一般のインプラント治療は高額医療費の対象にはならず、高額療養の対象となる医療行為は一般歯科クリニックでは行われる事はないといえるでしょう。(主に癌や事故で顔の1/3以上をなくした方のみが対象)

インプラントの治療は森都心歯科クリニックにお任せください

森都心歯科クリニックでは大学病院歯科口腔外科と長期にわたり連携を行っており、前、熊本託麻台リハビリテーション病院、筑紫口歯科クリニック開設の年以上前より地域の患者様の健康と口腔内をしっかりケアさせて頂いております。

また、以前より審美歯科は博多の美容外科クリニックの治療より行っており長年経験のと実績により熊本県内外の患者様の美容歯科に貢献しています。
他に人間の身体はバラバラに出来ません。
ゆえに全身からくる口腔内の不良等にもしっかり考えながら患者様と共に治療してきております。

以上の事より安全に患者様にインプラント、美容等トータル治療を行っていける事を常に考えながら日々歯科医業を行っています。
インプラント治療は今現在、存在する治療ではとてもイイ治療と言えます。
しかし将来は再生医療が出来てくると思われますが、日々の食生活は止める事が出来ないので現在の医療は次々に来る新しい治療を(日進月歩)考慮しながら進める必要があります。

この事を日々学びながら当院に来院される患者様の要望に合った治療を行っています。
その人その人で口の中の状態も違うのでこれを一人一人一生懸命考えながら毎日毎日患者様の健康を願いながらインプラント等の治療を行っています。

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この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長