2024.01.11

セラミック歯の寿命は何年?交換の目安や長持ちさせるポイント

コラム写真

人工の補綴物も一生もつわけではなく使い方や自分の歯の歯根がかけたり虫歯になったりして適合が悪くなるとやり替えする必要が出てきます。

セラミック治療でも同じでセラミックがかけたり自分の歯根がかけたり歯周病が進むと見た目も悪くなってやり替える必要が出てくるので日頃のケアとクリニックでの定期健診が必要不可欠です。

嚙み合せや歯周病、虫歯のチェックでかなり寿命を伸ばすことができます。

セラミックの平均寿命は何年?

種類 寿命
ハイブリッドセラミック 約7~8年
オールセラミック 約10~15年
e-max 約10~15年
ジルコニア 約10~15年
メタルボンド 約8年
銀歯 約3~5年
ラミネートべニア 約5年~10年

セラミックも手入れが悪く定期健診しなければ長く待たない場合も出てきます、人間の体ですから毎日の手入れ次第で口腔内清掃のよし悪しでかなり変わってきます。

銀歯でも何十年も持っている場合もあればジルコニアでも寿命よりも短い場合も出てきます。

やはり日常の歯ブラシと歯科クリニックでの定期的なメンテナンス、かみしめ予防のナイトガードなどが必要な場合もあります、この様な細かい事を定期的にチェックしていき口腔内の健康を長く伸ばしていくことが重要になります。

セラミックの寿命が長い理由

セラミックの寿命が他の材料よりも長くなりやすい理由として表面性状が細かくプラークがつきにくいことにより歯周病や虫歯の原因細菌が歯の表面で増えにくい、この事により長持ちしやすいということがあると思います。

その他にも天然歯よりも硬いなどのことが長持ちの理由として考えられます。高価なので大切にすることも要因として考えられます。

虫歯になりにくい

セラミックは表面が天然歯よりもツルツルしており汚れが付きにくく歯周病、虫歯になりにくいです。

型取りする時の材料費の違いで高い精度の印象材料で歯型が取れるためずれが少なく隙間が小さくより精密に作ることが出来るので虫歯になりにくいです。

材料としての安定性

セラミック材料は歯よりも固く削れにくく壊れにくく、歯科で使用されている材料の中では金属以外ではとても固く変色なども起こりません。

今ある材料としては1番いい材料と言えるでしょう。材料の世界も日進月歩なのでもっといい材料が将来できてくるかもしれません。

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セラミックの歯は寿命が来たらどうなる?交換の目安

セラミックの歯の寿命はひびが入ったり欠けたりする事によるものと自分の歯の(歯根)老朽化や虫歯などにより起こってくるのでこのような事が起こりにくいように定期的な健診が必要不可欠になってきます。

交換の目安として形やずれが出て来た場合や嚙み合わせの不調和が出て来た場合などが目安になってきます。

セラミックの被せ物が割れる・欠ける

セラミックのかぶせ物が割れたり欠けたり嚙み合わせの不調和などが出てきたらやり替えのサインなので歯科医院でチェック等を行っていただきたいと思います。

軽い研磨や形態修正などで済む場合もあるので違和感などが出たら早めに歯科受診していただくと良いと思います。

セラミック歯の中に虫歯が再発する

セラミックは他の補綴物よりも虫歯になりにくいが歯とセラミックの接合部の破折、チップなどにより不適合な場所が出来、そこから虫歯になりやすいです。

予防策としては定期的な健診により嚙み合わせのチェックや制作時適合不良がないように形成、印象、補綴物とより高度な医療体制があるクリニックの選択などが必要になってきます。

また、自費診療保証などきちんと面倒みてくれる歯科クリニックの選択も大切になってきます。

セラミックの寿命を縮める原因と長持ちさせる対処法

セラミックの寿命が短くなる原因は嚙み合わせの不調和、強い食いしばりや歯ぎしりなどにより起こりやすく、これが原因の歯周病や虫歯により寿命を縮めます。

これの予防策として一番に挙げられるのは、①定期的な健診②毎日の口腔ケア③ナイトガードなどが長持ちさせる事につながります。

自分の歯との適合性

セラミックの精度や形態が不良の場合は汚れが貯まりやすくなり、歯周病や虫歯にかかりやすくなります。セラミックは硬いので天然歯を削りやすく激しい歯ぎしりなどで自分の歯を痛める場合があります。

このような事が起こっていないか定期健診でチェックしています。起こっている場合は咬合改善やナイトガードを装着して寝てもらうなどの予防策を行います。

日々のセルフケア

セラミックは勿論口腔内のセルフケアが口の中の健康の為にとても重要になります。歯ブラシ指導をおこない適正な歯ブラシ、歯ブラシ圧、補助清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフト)などの使い方や使う頻度など詳しく清掃指導します。

定期的な検診で磨き残しの有無やりやすい手の使い方や不器用な人の為の指導もきちんとおこないます。

歯ぎしりや食いしばり

セラミックが欠けたり割れたりする1つの大きな原因は歯ぎしりや食いしばりです、このような事からセラミックや歯を少しでも守るためにマウスピースや筋緊張緩和薬などを処方し側頭筋、咬筋の緊張緩和指導を行ないます。

この様な処置で強い食いしばり歯ぎしりをゆるくして口腔内の健康を維持していきます。

熊本県でセラミックの歯や寿命、交換については森都心歯科クリニックにご相談ください

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この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長