2024.09.26
歯並びが悪い場合の治し方とは?自力で治せる?費用や原因について
歯科矯正治療は成長期の子供の頃に受けたほうが効率よく歯並びを改善でき、矯正治療終了後の後戻りも起きにくいので、出来れば成長期に矯正治療を受ける事をおすすめします。
矯正治療はそれぞれのケースに適した装置を用いて歯並びを整える為、一人一人で治療法や治療期間も違ってきます。
歯並びが悪い場合の治し方
歯並びが悪い状態とは、歯の並びがガタガタで虫歯や歯周病になりやすい状態のことです。機能面でも顎の動きが抑制されるなど、人体にとって大変重要な意味があります。かみ合わせが悪いと咀嚼障害により栄養吸収が不良になり、成長や身体に大きな影響がでてきます。
唇を咬む、舌を咬むなどの癖により歯並びが悪くなる場合もあるので、そのような場合は癖を治す必要があります。またそれ以外にもタオルを嚙んだり鉛筆やボールペンなどを噛む癖により、出っ歯や開咬、叢生(そうせい。乱ぐい歯のこと)なども出現してきます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は簡単に矯正治療を行えるので近年大変優秀な治療法と言えるでしょう。しかし適用される範囲も今のところ限定されるので、治療は適用範囲内で行われています。
コンピューターを用いて動かす範囲を決めてから、透明なプラスチックの材料でマウスピースを作成します。動かす歯だけにパワーをかけて動かしていくという治療法で、動かしたくない歯にはパワーがかからないので、医学的にもよく、痛みも少ない治療法と言えるでしょう。
デメリットは個人で取り外せる点で、キチンといれてないと矯正できないことです。
部分矯正
部分矯正治療とは1本だけなど部分的に歯列矯正治療を行うことで、咀嚼改善や審美的に改善する治療法のことを指します。
部分矯正のメリットは少数の歯を動かすので治療時間短縮、費用安価などがあげられます。
デメリットはガタガタ・でこぼこが大きいと出来ないことで、この方法では軽い矯正しか出来ません。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは矯正用ワイヤーの力を用いて歯を動かしていく歯科矯正治療法で、かなり昔からある矯正治療の代表的なもののことです。
ワイヤー矯正のメリットは、ほぼすべての矯正治療を行えることです。デメリットは見た目が悪く、口腔内を怪我しやすいことです。
また、ワイヤー矯正は全体的に力がかかることにより、かなり痛い治療法です。動かしたくない歯にも力がかかります。虫歯や歯周病にもなりやすいです。
インプラント治療
インプラント歯科治療とは、無くなった歯牙の代わりに人工歯根を骨の中に埋入して歯を作っていく治療法です。
インプラント歯科治療法のメリットは、より強く噛むことができ、見た目もきれいで虫歯になることがないことです。
インプラント歯科治療のデメリットは保険適用外治療で、多数歯欠損の場合、高額になりやすいことです。また、骨に埋入するため手術が必要で、時間がかかります(3か月~6ヶ月)。手入れ不良でインプラント周囲炎になりやすくロストする場合もあります。
なお、インプラントのところは動かせないため矯正治療出来ません。
セラミック治療
セラミック矯正治療法とは、歯の表面にセラミック材料で出来ブラケットを付けて治療する事で、目立ちにくくできます。
ブラケットは一般的にシルバーの金属を歯の表面にくっつけてそこにワイヤーを連結させて矯正治療を行います。
歯並びを自力で治すことはできる?
歯はいつも動いています。歯は頬の力と舌の力のつりあった所に並んでいるため、年を取ってどちらかの力が緩んだ方に倒れてしまいます。
上記のことより外的要因でも歯は動いてしまうので、爪を噛む癖、舌を咬む癖、ペンを噛む癖、指を噛む癖、舌で歯を押す癖、指で歯を押す癖、などにより歯は動いてしまいます。この様な力を利用して歯を動かすことは少しはできます。
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休診日:土曜(午後)・日曜日・祝祭日
※来院されるときは、必ずマイナンバーカードをご持参ください。
歯並びが悪くなる原因とは?
遺伝
顎の大きさや骨の厚み、歯の大きさや形などは親から子へ遺伝しやすいです。歯並びなども遺伝しやすいですが、後天的要因も大きいです。例えば柔らかい物ばかりを好んで食べると顎の発達が悪くなるなど、硬いものをよく噛んで食べる習慣があると顎はよく発達しやすいです。
あまり噛まないと見た目は顎が細くなりやすく力も弱くなり、歯がキレイに並びにくいので、発達が悪くガタガタの歯並びになりやすいです。
顎の発育不良
顎はたくさん噛むことによって、しっかりと発達成長していきます。しかし、柔らかいものばかりを好んだり、噛むことをしないなどの習慣により、顎の発達が悪くなり、歯がきちんと並ぶスペースがなくなって、ガタガタな叢生になりやすくなります。
やはり、人間の体の発達を良くするためには、よく噛むことが重要です。歯並びが悪いと、咀嚼効率も悪くなり、その結果、栄養の吸収や消化も悪くなり、体全体に悪影響が出やすくなります。
虫歯や歯周病
子供の歯が虫歯で早期に失われると、そのスペースが狭くなり、歯並びが悪くなる原因を作ってしまいます。もちろん、大人でも長い間歯を失ったままにしておくと、歯が勝手に動いてしまい、歯列不正や咬合関係が悪くなり、しっかりと噛めなくなります。歯並びもどんどん悪化し、見た目も悪くなります。
重度の歯周病になると、歯が揺れ始め、しっかりと噛めなくなり、歯並びもますます悪くなってしまいます。
クセなどの悪習慣
歯並びは遺伝的要因もありますが、後天的要因も大きいです。例えば、柔らかいものしか食べないと顎の発達が悪くなり、歯がきちんと並ぶスペースがなくなり、ガタガタした並び方になってきます。
歯は常に少しずつ動いており、舌圧と頬圧が釣り合うところに自然に並びます。その証明として、半身麻痺になると患側の歯が舌側に倒れてきますが、麻痺が治ってくるとまた元の位置に戻ります。
このことからも、歯は外的な刺激(悪習慣)によって動くことがあります。例えば、①指しゃぶり、②口呼吸、③舌で歯を押す、④爪を噛む、⑤指で歯を押す、⑥ペンや箸などを噛む、といった癖により、歯並びが悪くなることはよくあります。
悪い歯並びを放置した場合のリスク
悪い歯並びを放置した場合のリスクは計り知れません。まず、見た目が悪くなり、発音が不良になりやすく、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、成長発達障害や顎関節症、咀嚼障害が起こり、咀嚼障害による全身の状態に悪影響を及ぼすこともあります。
このように数え挙げればきりがないほど、身体に悪い影響が考えられ、人間の寿命にも影響を及ぼす可能性があります。
コンプレックスになる
特に前歯の歯並びが悪い場合、女性などでよく見かけますが、口を手で隠して話したり、笑うときに相手から変に思われやすく、対人関係に不調和を生みやすくなります。また、歯並びが悪いと見た目や顔貌が悪くなり、自分に自信が持てず、コンプレックスを感じやすくなるため、対人関係もうまく築きにくくなってしまいます。
熊本県で歯並びを治したい方は森都心歯科クリニックにご相談ください
当医院では歯並びをきれいにするため歯科矯正治療と補綴的矯正治療の二つを主に行っています。
- 歯科矯正治療ではなるべく自分の歯をけずらずに透明のプレート矯正で行っています。ワイヤー矯正はMTM(半年~5年)
- 補綴的矯正治療法は歯の向きを変えたり歯を削って被せものにてきれいな見た目にしていく方法(約2回で2週間~3週間)
- 費用
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- 矯正治療法は最初に30万~70万 +(1回の治療2週間に1度1万)×回数
(10回~約40回まで)※歯並びの悪さにより相違 - 補綴的矯正治療は1本5万~13万(税別)
治療を行いたい本数×材料(前装~セラミック)
例:前装5万×6本=30万
- 矯正治療法は最初に30万~70万 +(1回の治療2週間に1度1万)×回数
補綴治療的矯正治療も歯科矯正治療でもキチンと審査診断、治療しますので一度熊本駅前の森都心歯科クリニックにご相談ください。誰にも言えない歯の悩みも全室個室なので、隣の人に見られたり聞かれたりしませんので安心してご来院していただけます。
この記事を監修した歯科医師
堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長
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