2023.12.14

ホワイトニングは痛いですか?~痛くなりやすいケースや対処法について~

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ホワイトニングは痛い?

ホワイトニング治療で痛みを感じることがまれにあります。
それはホワイトニング治療で使用する薬液が歯髄に刺激として伝わることにより起こります。
どの様な人がしみやすいかと言えば、歯髄神経が歯の表面から近い人や若い人(歯髄が広い)、年とともに歯髄がある髄腔は石灰化していき狭くなる、虫歯や歯周病、知覚過敏症がある人歯ぎしりが強い人などが痛みを感じやすくなります。

ホワイトニングで痛くなりやすい4つのケース

ホワイトニング痛みの原因

①虫歯や歯周病がある

歯周病だと象牙質が露出しているので象牙細管より感じやすい、過酸化水素が刺激となります。
虫歯も同じでより神経に近い所まで薬液が浸透して痛みとなります。

②知覚過敏

歯を白くする為に20%~35%過酸化水素を使っています。
これは酸性で歯質への影響としては漂白作用、アパタイトへの影響(大きい)、タンパク質影響(中)この作用により歯髄神経への影響が出ます。

③歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや強い食いしばりによってアブフラクションが起こり、ひび割れやクサビ状欠損という現象が起こりエナメル質がえぐり取られて象牙質が露出してしまい、歯髄神経まで近くなることにより薬剤がしみやすくなります。

④ホワイトニングの薬剤の濃度が高い

ホワイトニング治療時に薬液の違い(20%~35%)濃度やpHにより痛みやしみの出方が違ってきます。
他にも酸性型薬液pH3~5(昔からある製剤)、とアルカリ性型pH8~10(最近出来た製剤)の薬液があり酸性の製剤は痛くなりやすく白くなりにくいですが、アルカリ性型は痛みが出にくくより白くなりやすく時間も短いです。

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ホワイトニングで寝られないくらい痛くなった場合の対処法

ホワイトニング時の痛みやしみを我慢して続けた場合、歯髄神経が死んでしまい感染を起こして寝られないぐらい痛くなります。
この場合は神経を取らないと痛みはおさまりません。こうなる前に少し痛みを感じた場合はホワイトニングを休み、痛みが強くなる前に歯科医師に相談してください。歯髄神経の炎症を抑えていきます。

痛み止めを飲む

痛みがある場合は消炎鎮痛剤(ロキソニン等)を飲んで歯科医院で診察を受けてください。
手遅れになると神経を取らなくてはいけなくなります。

口内を清潔にする

ホワイトニング時の薬剤が終了しても残っている場合はしっかりと洗い流してください。痛みの原因となります。
少し感じる時はホワイトニングを1日~2日休みにしてください。しみ痛みが続く時は早めに歯科受診してください。

熱いもの、冷たいものなどの飲食物を避ける

ホワイトニングを行った場合その日は刺激物、冷たい物や極端に熱い食べ物は避けましょう。(歯髄炎を助長するので)
炭酸飲料、果汁、赤ワイン、コーラ、カレーなどの色がついた食べ物は薬液と一緒に歯の中に入ってしまうためせっかく白くしたのに逆になってしまうので避けましょう。

ホワイトニング後に痛くならないためにしておくべきこと

日頃(6か月に1度)から歯科受診して虫歯や歯周病をしっかりと治してホワイトニングしましょう。
ホワイトニングした日に食事会の約束がないときにしましょう。
知覚過敏症などがある方はきちんと治してからホワイトニングしましょう。

虫歯の治療をしておく

虫歯や歯周病はホワイトニング時にはきれいに治してから行ってください。治さずにホワイトニングすると歯髄神経が炎症を起こしやすく痛みの原因となります。
かぶせ物やプラスチック治療を行う際は担当歯科医師に「ホワイトニング将来しますので」と相談してください。
治療時に白めのかぶせ物やプラスチックにしてホワイトニング時の色に少しでも合わせることができます。

知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

ホワイトニング後、知覚過敏症用の歯磨き粉で歯を磨いてもいいとされている薬剤メーカーもあるので痛み予防にホワイトニングが終わったらその歯磨き粉を使用してもかまいません。
しかしホワイトニング前は使用することができません。(ホワイトニング薬液効果阻害される為)

ホワイトニングの痛みについて不安なことがあれば森都心歯科クリニックにご相談ください

森都心歯科クリニックでは(ホワイトニング治療25年の実績があり。)痛みの出にくい(過酸化水素、水酸化ナトリウム、pH8~10)アルカリ性型薬液を使用してより早く白く痛くないようにホワイトニングを行っていますので安心して受診していただけます。(キチンと術前に診察診断いたします。)

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この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長