2025.10.02

歯列矯正をやらなきゃよかったと思う7つの理由と後悔しないためのポイント

コラム写真

歯科矯正治療をやらなければよかったと思う理由は色々あると思いますが、多くは歯科医師と患者とのコミュニケーション不足があげられるでしょう。
聞いてなかったや知らなかったなどが、多くあげられるでしょう。

やはり疑問点が出たときにキチンとコミュニケーション出来れば、このようなことは少なくなることが予想できますので、診療中聞きにくかった事や矯正治療中にわからない事、聞きたいことをメールなどで尋ねる環境も必要になるでしょう。
また、矯正治療を始める前にキチンと理解するように文章や写真、矯正治療のゴールなどを先生と患者さんが共有することが大切になります。
費用や治療期間、治療後にかかる物事などもキチンと知っておくことがとても重要になるでしょう。

歯列矯正をやらなきゃよかったと思う7つの理由

歯科矯正治療をやらなければよかったと思う理由としては、いいことばかりをイメージしていて思ったことと違う、ということが一番にあげられるでしょう。

矯正治療はとても痛くて長く厳しい治療になりますので、ただ綺麗になるとかだけでやってしまうと始めてからがとても辛くて挫折する人も出るぐらいなので、治療内容や守らないといけないことなどをキチンと理解した上で治療を始めることがとても大切になります。

もちろん矯正治療により、見た目の綺麗さや虫歯や歯周病リスク回避、咀嚼機能改善による健康増進などのメリットがたくさんありますので医学的にはおすすめします。

①治療期間が長い

歯科矯正治療とは、時間をかけてゆっくりと歯を動かし、悪い歯並びを整えてきれいな歯列にする治療のことです。審美改善、咀嚼機能改善、発音改善などを通じて健康の増進を図る治療でもあります。治療期間は1年~5年と長くかかることがあります。

治療期間は歯並びのずれの大きさによって異なりますが、ずれが大きいほど時間がかかります。簡単な部分矯正であれば数か月~半年で終わる場合もありますが、全顎的な治療になると数年かかることがあります。
治療期間が長いため、途中中断などによって追加費用がかかる場合もあるため、きちんと理解し、必要に応じて説明を受けることが非常に重要です。

②イメージした歯並びにならなかった

歯科矯正治療では、患者さんがイメージしている仕上がりと実際の結果が異なり、トラブルになる場合があります。そのため、歯科医師と仕上がりのイメージをお互いに確認し、共有していくことがとても重要なポイントです。

また、歯科矯正治療に直接的な小顔効果はありませんが、小顔になれると誤解している方が多いようです。このような誤解は早めに理解しておくことが大切です。
大切なのは、矯正治療は悪い歯並びを改善する治療であり、審美的治療そのものではないという点です。歯並びが良くなることで、結果的に見た目がきれいになるということです。

③矯正前の歯並びに戻った

歯科矯正治療は、治療が終わっても夜間に保定装置(リテーナー)を長期間使用しないと後戻りしてしまいます。矯正治療終了後は、矯正期間よりも長い期間、毎晩寝るときに保定装置を装着して寝る必要があります。怠ると後戻りが進み、リテーナーが装着できないほど歯が元の状態に戻ってしまうことがあります。

矯正治療は「矯正期間+保定装置期間」で成り立っており、保定期間は矯正期間の倍以上になることもあります。例えば、5年の矯正治療に加えて5年以上の保定期間が必要となり、合計で10年以上かかる場合もあります。
このような点を理解したうえで歯科矯正治療に臨むべきであり、長期間にわたる治療の大変さをしっかり説明できる歯科矯正の先生を選ぶことが重要です。

④歯を抜かれた・削られた

歯科矯正治療では、患者さんによっては歯をきれいに並べるためのスペースを確保するために、歯を削ったり抜いたりする必要がある場合があります。そのため、治療前にしっかりと理解しておく必要があります。

もちろん、健康な歯を抜く場合もあり、保険適用外となることがありますので、この点についてもきちんと理解したうえで歯科矯正治療を始めることが大切です。
矯正治療を始める前には、抜歯をするのか非抜歯で進めるのか、歯を削るのか削らないのかについて、担当の歯科医師から十分な説明を受け、インフォームドコンセントを行うことが重要です。

⑤すきっ歯になった

歯科矯正治療中には、歯周病や虫歯を起こしてしまうことがあります。そのため、矯正治療中は特に歯みがきが大切になりますが、装置が邪魔をして非常に磨きにくいため、虫歯や歯周病になってしまうことがあります。

虫歯や歯周病になると、当初の治療計画が変更される可能性があるため、患者さん本人が十分に注意する必要があります。
また、虫歯や歯周病にかかると歯ぐきがやせ、歯の根元にブラックトライアングル(三角形の空隙)ができてしまい、見た目が悪くなることがあります。

⑥ブサイクになった

歯科矯正治療では、矯正装置が口の中に入ることで口唇が多少膨らみ、口周りの見た目が変わることがあります。そのため、矯正治療中は少し顔の印象が変わることがありますが、「矯正治療中」と説明すれば周囲の人も理解してくれるでしょう。

また、発音も最初は話しにくくなりますが、すぐに慣れて発音できるようになります。
一方で、歯を内側に倒しすぎると口唇がゆるみ、ほうれい線が深く見えて老けた印象になる場合もあります。そのため、どの程度顔貌が変化しやすいのかを事前に担当の先生に確認しておくことが、トラブルを防ぐためにも大切です。

⑦虫歯や歯周病が進行した

歯科矯正治療では、虫歯や歯周病が進行してしまう場合があるため、十分注意して治療を行う必要があります。
患者さん自身も、矯正治療中に虫歯や歯周病にならないよう、特別な口腔内ケアをしっかりと行うことが求められます。

矯正治療を始める前よりも歯磨きの回数を増やし、矯正装置で磨きにくい部分をケアするための道具も追加する必要があります。
もし矯正治療期間中に虫歯や歯周病にかかってしまった場合は、一時的に矯正治療を中断し、虫歯や歯周病の治療を優先的に行う必要があります。治療が完了してから矯正治療を再開することになります。

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矯正歯科では「もっと自然な見た目に」「美しい歯に」
といったご要望にお応えする治療を行います。患者様に適したものを選びご提案することが可能です。

※来院されるときは、必ずマイナンバーカードをご持参ください。

歯列矯正をやらなきゃよかったと後悔・失敗しないためのポイント

歯科矯正治療を「やらなければよかった」と後悔したり、失敗したりしないためには、以下の点をしっかり押さえることが大切です。

  1. 矯正治療前に先生とカウンセリングをきちんと行い、不明点や不安点を少なくする努力をすることが必要です。
  2. 治療計画を明確にすることです。
  3. メリット・デメリットについて、きちんと説明を受けて理解することです。
  4. 少しでも不安があれば、遠慮せず質問することです。
  5. 途中で治療計画がずれたり、虫歯や歯周病が発生したり、無断キャンセルをした場合には、矯正治療期間や費用が増える可能性があることを理解することです。
  6. 自分に合った矯正治療装置(ワイヤー矯正、マウスピース矯正、部分矯正、または審美的治療など)を選ぶことです。

これらを理解し、しっかり準備することで、後悔や失敗を防ぐことができます。

ワイヤー矯正とは マウスピース矯正とは?

そもそも歯列矯正を行うメリットは?

歯科矯正治療を行うメリットは、歯列がきれいになり虫歯や歯周病予防する、咀嚼機能改善によりエネルギーの吸収改善、発音機能改善、見た目がよくなることにより自信が持てるようになる、手で口を隠さずにはなせるようになる、などいろいろといいことがあるので是非お勧めしたいと思いますが、治療期間、費用などの問題がありますのでキチンとメリット、デメリットを理解して治療を受けていただきたいと思います。

自分に自信が持てるようになる

歯科矯正治療を行う人は歯並びにコンプレックスを抱えている人も多いようです、歯並びがよくなると、自信を持って人前でも話せるようになった、手で口を隠す癖があったが歯がきれいになってなくなった、大きく笑えるようになったなどの行動が増える人が多いようです。

やはり歯並びによりコンプレックスが存在するように思われます。この様な方は歯科矯正治療や審美歯科によりきれいになることをおすすめします。
歯列が綺麗に整うことにより歯磨での磨き残しも減り歯周病や虫歯を予防することにもつながりますのでおすすめします。

歯磨きがしやすくなる

歯科矯正治療によりガタガタな歯並びがきれいに整うことにより歯磨きがしやすくなるので虫歯予防、歯周病予防につながります。

もちろん歯が当たる面積も理想的になり嚙み切りやすさや食事を潰して食道、胃、腸などへの負担軽減、エネルギー吸収率の増加など全身へのいい影響なども挙げられます。
見た目や発語などにも大きくかかわってきます。

会話がしやすくなる

歯並びがガタガタだと唇や舌を動かせる範囲に制限がかかりやすく発音や舌の動きに悩みを抱える場合もあります、例えばよく舌を嚙む、よく頬粘膜を傷つける、これなどは口腔内の癌に罹患しやすくなります。口がよく乾く、犬歯に唇が引っ掛かり指でおろさないといけなくなる。など色々な生活での不便さをも歯科矯正治療や補綴的審美歯科にて解決できます。
きれいに発音できるようになり他との会話がスムーズにおこなえるようなります。

食事中のストレスが減る

歯並びが悪いと前歯では切ることができない人が多く、特に麵類が嚙み切れないなどの患者さんがおり、矯正治療や補綴的審美治療により、生まれてはじめてパスタやうどん、そばなどが前歯で切ることができ嬉しいと、沢山の患者さんが話してくれるたびに微笑ましく思います。
やはり食事中のストレスはないほどいいと思います。

熊本で歯列矯正について不安なことがあれば森都心歯科クリニックにご相談ください

熊本で歯科矯正治療や審美歯科治療でききたいことや、自分でもやってみたい、できるかわからないが相談してみたい、一度矯正治療したが後戻りしてしまった。など歯並びや歯を綺麗にしたいが費用はどれぐらいかかるのか、などお悩みがあれば熊本駅前タワービル1F森都心歯科クリニックへカウンセリングだけでも連絡ください。
出来るだけ、考えられるだけの方法と予算に応じた提案ができると思います。

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この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長