2024.09.05

入れ歯についた歯石の除去方法とは?放っておくとどうなる?

コラム写真

入れ歯の清掃はとても大切です。なぜなら、入れ歯にも歯垢が付き、それが歯石となり、入れ歯の不適合の原因となるためです。これにより、食事がとりにくくなることがあります。

歯と同じように、歯垢(プラーク)が同じ場所に数日間付着することで歯石に変わり、歯ブラシでは取り除けなくなります。
こうなると削り取らなければならず、自分では対応できなくなります。

入れ歯についた歯石の除去は、歯科クリニックで歯科医師に取ってもらうことが大切です。自分で取ることも可能ではありますが、義歯不適の原因になる場合もあるため、歯科クリニックで診てもらうことをおすすめします。

そもそも歯石とは?入れ歯にも歯石が付く?

入れ歯についた白くて硬い物質の正体は歯石です。大唾液腺の開口部付近は特に歯石がつきやすいため、丁寧な清掃がとても大切です。
また、入れ歯の内面やクラスプ部分は汚れが付きやすく、清掃が難しいため歯石になりやすく、義歯不適になりがちです。これが義歯性疼痛の原因となるので、毎日の清掃がとても重要です。

入れ歯に歯石がついた場合の除去方法

入れ歯に沈着した歯石は自宅では落とせないため、歯科医師に取ってもらう必要があります。衛生士が入れ歯を削ることはできません。歯科医師がエンジン(歯科用切削工具)を用いて削合研磨を行います。
この際、残存歯の状態や義歯の不適合部位、痛みがないか、義歯やかみ合わせの異常がないかなど、咀嚼総合診断を行います。

自分で入れ歯の歯石除去はできる?

自分で歯石を除去することはできますが、入れ歯に傷をつけることもあるため、できれば歯科医院で切削研磨をしてもらい、入れ歯のずれがないか、義歯が不適合になっていないかをきちんと調べることが望ましいです。
入れ歯に傷がつくと、プラークがたくさん付着しやすくなるので、その点にも注意していただきたいと思います。

個別相談
こちらから

一般歯科は虫歯や歯周病などのよくあるお口のトラブルに対応しています。
健康できれいな歯を取り戻しませんか?

入れ歯の歯石を除去せず放置するリスク

入れ歯の歯石を除去せずに放置すると、義歯が不適合になりやすく、粘膜に炎症が起こることがあります。
また、部分入れ歯の場合、残存歯が虫歯や歯周病にかかり、残存歯牙が悪くなることがあります。歯石を放置することで、虫歯や歯周病、口腔内の炎症、誤嚥性肺炎の原因となる肺炎双球菌の増殖など、さまざまな悪い影響が口の中で起こってきます。

入れ歯に歯石をつけないためにはケアが重要

入れ歯に歯石をつけないためには毎日の口腔内清掃と義歯清掃がとても重要になります。
入れ歯専用の用歯ブラシや、残存歯に歯間ブラシワンタフトなど歯の部位ごとに汚れが取れやすい歯ブラシもお勧めです。
入れ歯を洗う時は普通の歯磨き粉を使わないようにしてください。何故ならば普通の歯磨き粉には研磨剤が入っているために入れ歯を傷付けてしまう事がある為です。

入れ歯専用の磨き剤があるのでそれを使うか、流水下で義歯用歯ブラシだけでもきれいになりますのでそれをこまめに行って下さい。

熊本県で入れ歯の歯石除去は森都心歯科クリニックにお任せください!

入れ歯に歯石が着いたら森都心歯科クリニックにご相談ください。色々とご説明しますのでお尋ねください。
入れ歯でもキチンと咬めないと食事ができなくなりますので歯石などで義歯不適合になったら是非一度森都心歯科クリニックをお尋ねください。

一般歯科の個別相談はこちらから

一般歯科は虫歯や歯周病などのよくあるお口のトラブルに対応しています。
健康できれいな歯を取り戻しませんか?

アイコン

この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長