固いもので歯が痛くなる原因や対処法について

硬いものを噛んで歯が痛くなる場合があります。
これは歯の周りが感じているのか歯自体が感じているのかにより病状が異なりますが、硬いものを噛んだ時に痛みが頻繫に出るようでしたら歯科クリニックを受診していただくのが良いと思います。

一時的に痛みが出てもすぐに痛みがなくなる場合はそんなに心配せずに経過観察して頂き、同じ場所が何度も痛いなどの症状が出たら歯科クリニックを受診していただくのが良いでしょう。

硬いものを強く噛んだ時に痛みが出ることがあります。
これは歯もしくは歯周組織が強い刺激により炎症反応が起こってこれにより痛みとして感じてしまうのが原因です。

これが長く続くと強い炎症が起こり、持続性の痛みに代わってしまうことがあるので、痛みが出た歯で何度も硬いものを噛まないようしばらく休ませて頂くと痛みがなくなってくる場合もあります。
長く痛みが出る場合は歯科クリニックを受診していただくと良いと思います。

痛みが歯周組織の歯根膜からの痛みの場合は1週間ぐらい安静にしていれば歯根膜は回復して痛みはなくなっていきます。

少しぐらい良いやと硬いものでの刺激をやめなければ、強い炎症が起こり痛みもきつくなってしまうことがあるので、硬いものを食べて痛みが出た場合は痛い部分を安静にして炎症が治るのを待ちましょう。

硬いものを強くかみしめて食べたり、強い歯ぎしりや食いしばりをすると、歯が欠けたり割れたり破折したりするので、あまりにも硬いもので歯を失わないようにして頂きたいと思います。

歯ぎしり食いしばりがキツイ場合は夜寝るときにナイトガードの装着をおすすめします。
これにより歯が欠けたり割れたりすることを寝ている間だけは防ぐことができるでしょう。

虫歯が進行すると歯が欠けやすくなり、噛んだ時に痛みを感じることがあります。この場合は歯科クリニックを受診して頂き治療することにより痛みを取り除くことができるでしょう。

虫歯で歯が痛い場合、対処法としては痛いところで噛まない、冷たい物や熱いものを避ける、痛み止めを飲むなどの方法があります。
痛い場合、基本的に刺激せずに安静を保ち、運動や熱いお風呂への入浴など体温が上がることを止めましょう。そして、早めに歯科受診をして大切な体を守りましょう。

歯周病とは、歯茎の病気で歯周組織が破壊された状態のことを指します。一方、歯肉炎とは、歯茎に限定した炎症のことで、単に歯茎が赤く腫れた状態を指し、歯周病とはまったく異なります。

歯周病は歯茎の骨や歯根膜などを破壊する病気であり、元に戻すことはできません。

嚙み合わせや歯並びが原因で歯の痛みが出ることがあります。これは部分的に強いかみ合わせになったり他の歯との不調和で起こってきます。

歯は少しずつ削れていきますが、歯並びが悪いところは上手いこと削れずに、その歯だけ高くなったり当たりが他の歯よりも強くなったりすることで起こってきます。

これを放置するとそこだけ重度な歯周病にかかりやすく歯の喪失につながってきますので、出来れば綺麗な歯並びにすることが大変大事になります。矯正治療などができなかった場合、早くに入れ歯になりやすいと言えるでしょう。

硬いものを噛んで痛みが出て、その痛みが持続性の痛みの場合は、早期に歯科クリニックを受診することをおすすめします。

痛みが直ぐになくなる場合はどれぐらいの頻度で繰り返すか様子を見てもいいでしょう。しばらく無いようなら安静にその歯を観察しておくとよいでしょう。

何度も繰り返し痛んだり、ただ噛むだけで痛んだりするようなら受診をおすすめします。

硬いものを噛んで痛みが出た場合に自宅でできる対処法は、痛みが出た歯をできるだけ安静にして硬いものを同じ歯で噛まないように注意することです。安静にしてまだ痛みがあるようなら、市販の痛み止めを飲んで様子を見ていただくのがよいでしょう。

痛くないか指などで揺らしたり押したり引いたりなどやってしまう方がおられるのですが、そのようなことはせずにしばらく安静にしていて痛みが引くことを待った方がいいでしょう。

それでもどんどん痛みが強くなるようなら歯科受診をお願いします。逆に痛みがだんだんひいてくるようなら心配いらないと思います。

硬い物などを噛んで痛みが続く場合はぜひ森都心歯科クリニックにご連絡ください。レントゲン検査や、必要ならCT検査などを行い、大切な歯の保存を第一に考えて治療していきますので、安心して受診していただけます。

妊娠中などでレントゲン検査が出来ない場合でも、できる限りの治療をさせていただきますのでご相談ください。