2023.10.26
ブリッジかインプラントか?費用など違いを徹底比較!
歯を無くしたら必ず何かの入れ歯を行わないと口の中全ての残っている歯のバランスが崩れていきその期間が長くなればなるほど歯だけではなく身体のバランスまで崩れて行きます。
口の中~首、肩~腰~膝までバランスが崩れて行きます。しっかり咬めないと力も弱くなり起きた時の覚醒も悪くなり血圧やホルモンバランスまで影響をうけます。
このことより口の中の状態が人間にとってとても大切なことがわかります。
歯が無くなった時の回復方法は3つしかありません、1 入れ歯、2 ブリッジ、3 インプラントの3種類です。今回は入れ歯以外を検討します。
ブリッジとインプラントの違い
インプラントとブリッジの違いはインプラントは人工歯根を無くした歯の所に埋めて数か月後に歯が入りますが、ブリッジは無くした歯の前後の歯を新しく削って数日後に歯を入れます。時間的にすぐ咬めるのがブリッジ、数か月かかるのがインプラントです。
次にどちらがよくかむことができるでしょう。長持ちはインプラントが断然いけます。(キチンとメンテナンスすれば今の所50年超えています)
ブリッジは早くて4,5年~長くても10年位です。(キチンとメンテナンスしても)
ブリッジとは?
ブリッジとは無くした歯の前と無くした歯の後ろ計2本の健康な歯をたくさん削って3本分の歯を装着したものでセメント接着させるため自分では外す事が出来ません。真ん中のところがダミー歯になります。
材料の違いにより白い歯も選べますが保険適用外です。主に保険適用だとシルバーになります。咬み応えは入れ歯よりもかなり自然に咬めます。
一度ブリッジにした後にインプラントにすることもできますが、前後の自分の歯をたくさん削ってしまっているのでそこを元の形にもどすことは出来ません。ダミー歯を削り取りそこにインプラントを埋入します。
インプラントは保険適用外ですがブリッジは保険適用出来ます。そのため費用をはじめ抑えるためブリッジという考え方もあるでしょう。
インプラントとは?
インプラントとは骨の中にチタンで出来た金属を埋入植立することを総称してインプラントといいます。手や足など骨折した時にねじ止めしますがこれがインプラントです。
もともと骨折の時に使用していたものを歯に使えないかということで60年前ぐらいから研究されて使用されてきたものが歯科口腔内インプラントです。一般的に人工歯根とも呼ばれてもいます。
骨折時のインプラントは保険適用ですが歯のインプラントは保険適用外です。
歯には歯根膜という組織がクッションの役割をしますがインプラントは直接骨に接合しますので歯より強くかむことができるでしょう。面倒な取り外しがなく両隣の歯も削らないので安心です。
インプラントブリッジとは?
インプラントブリッジなんて言葉を聞いたことがない為造語だと思いますが、多分インプラントの上部構造の人工歯が繋がっていてなおかつダミーの人工歯も繋がっている状態のことではないかと思います。
人間の歯は全部で上で14本、下で14本の合計28本ありこれを4つのブロックに真ん中で分けて表記します。(親知らずは含まず)
今の医学界では全部の歯が無くなりインプラントを入れる場合上顎で最低8本以上、下顎で6本以上入れるとしっかりと咬めます、というのが学会の考え方です。
これで行くと上でインプラント8本ダミー歯6本で14本 下でインプラント6本ダミー歯8本で14本になります。このダミー歯とインプラント上部が繋がった状態のことを指しているのでしょう。
POINT
- インプラントの本数が増えるとその分高額になります。
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“噛む”という動作は、健康にも大きく影響します。
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ブリッジとインプラントの比較|早見表
ブリッジ | インプラント | |
---|---|---|
①費用 | 保険適用あり | 保険適用なし |
②歯を削る | 削る | 削らない |
③外科処置 | なし | あり |
④トラブル | 普通の歯よりトラブルがある | インプラント周囲炎がある |
⑤咬合力 | 100 | 100~120 |
⑥咬合力の負担 | 両サイドの歯 | 骨負担 |
⑦違和感 | 3本分の違和感 | 1本分の違和感 |
⑧審美性 | 保険で審美性なし、自費あり | 一般的にあり |
⑨平均寿命 | 10年持てばいい方、ブリッジの支台歯の状態による | 90パーセント以上10年~30年以上(データ更新中のため) |
⑩メンテナンス | 天然歯と同様に必要 | 天然歯と同様に必要 |
⑪期間 | 2~3週間 | 即時荷重あり(通常上3ヶ月、下6ヶ月) |
①費用
1本欠損の場合ブリッジだと三本分のかぶせ物代プラス削り代などがかかり保険でも2万円前後×本数=6万円前後(の3割負担)となります。インプラントだと20万~50万かかります。
②歯を削る
ブリッジはきれいな歯を両サイド削り2度と元に戻す事は出来ません。インプラントは歯を削りません。
③外科処置
歯を削ることが外科処置でないのならなし、インプラントは骨に穴を開けます。
④トラブル
ブリッジは普通の歯よりトラブルがあります。(普通の歯より負担大の為)インプラントは普通の歯に似たインプラント周囲炎があります。
⑤咬合力・咀嚼能率
ブリッジ100、インプラント100~120です。
⑥咬合力の負担
両サイドの歯、インプラントは骨負担です。
⑦違和感
ブリッジは3本分の違和感、インプラントは1本分の違和感です。
⑧審美性
ブリッジは保険で審美性なし、自費はあります。インプラントは上部が安い材料だとなし、一般的にあります。
⑨平均寿命
10年持てばいい方、ブリッジの支台歯の状態によります。インプラントは90パーセント以上10年~30年以上です(データ更新中のため)
⑩メンテナンス
メンテナンスはブリッジ、インプラントともに同じです。
歯科医院でのインプラントのメンテナンスはどんなことをする?⑪治療期間
2~3週。インプラントは即時荷重あります(通常上3ヶ月、下6ヶ月)
熊本でブリッジかインプラントか悩まれている・決められない場合は森都心歯科クリニックにご相談ください
歯を無くしたりして、よく咬めない、きれいにしたいでもインプラント痛そう怖い危なそうなど色々と口の中の悩み等々ございましたらお気軽にご連絡ください。
残せそうな歯はしっかりと残して、無くなってしまった歯はしっかりと診察、診断しながら患者さんの一番良い選択ができるようにしっかりと話し合いながら治療法のベストな選択をお手伝いをさせて頂きたいと日々精進させていただいております。患者さんと共に生ていきたいと思います。
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この記事を監修した歯科医師
堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長
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