2024.04.25

【3種類のホワイトニング】それぞれの比較を歯科医が詳しく解説!

コラム写真

歯のホワイトニングにはホームホワイトニングオフィスホワイトニングがあります。
さらにホワイトニングとオフィスホワイトニング両方を行う方法をデュアルホワイトニングといいます。

薬剤の強さが強いほうがオフィスホワイトニングになります。
かなり強い薬剤を使用するため、歯科衛生士もしくは歯科医師が、薬剤が歯以外の場所につかないように注意しながら行います。これが一番早く白くなります。

【比較表】ホワイトニングは全部で3種類

ホームホワイトニング オフィスホワイトニング デュアルホワイトニング
通院頻度 1回又は2回 1回 2回又は3回
効果を実感するスピード 遅い 早い 早い
費用 安い 高い 高い
知覚過敏 少ない 少ない 少ない
自然な白い歯
白さの持続期間

ホームホワイトニングは薬液が薄い分白くなるのに時間がかかります。
オフィスホワイトニングは薬液が強い分早く白くなります。
デュアルホワイトニングは両方を行う方法なので早く白くなりそして長く白さを保てます。

ホワイトニングの効果とは?

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは自宅で自分で行うホワイトニングで、歯科医院で処方された薬剤やキットを使用してやりたいだけ自分で白くできます。

相場は片顎1万~2万円で10回分程度行えます。それ以上白くしたい場合は薬剤やキットを再度購入して行ってもらえます。

薬剤はドラッグストアなどでは買えないので基本的に歯科医院でしか買えません。
注意点は、18歳以下は出来ません、妊婦さんや無カタラーゼ症などの方も出来ません、それと知覚過敏性の方や歯周病、虫歯のある方も治療が終了してからでないとホワイトニングは出来ません。

やり方(一例)

歯のクリーニングや歯の検査を診察で受けて頂いてからでないと虫歯や歯周病などがあると病状が進むため出来ません。これはホームホワイトニングもオフィスホワイトニングも全てのホワイトニングがやってもいいかの歯科診断が必要になってきます。

ネットやホワイトニング専門店などでは口腔内の病気や全身状態などの把握できないため安全性が保証出来ず危険性があります。

メリット・デメリット

メリット
  • 通院頻度が少ない
  • 白さが持続しやすい
  • 自然な白い歯を目指せる
  • 薬剤が歯にしみにくい
デメリット
  • 白くなるまでに時間がかかる
  • 装着や時間確保などの手間がかかる
  • 食事制限がある

ホームホワイトニングでは薬液が弱く白くするのに少し時間がかかるが白さが持続しやすく自然な白さや薬液が歯にしみにくいです。デメリットは他のホワイトニングと同じです。

ホームホワイトニングの最大のメリットは自分でやりたいだけホワイトニングでき後戻りしても1度、2度行うだけで白さを持続できることです。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとはクリニックで早く歯を白く出来ます、一般的には約2時間ぐらいで終わります。相場は1本2千円~5千円で2回~3回薬液を塗布します。
薬液のメーカーにより時間がかかる場合があります。

注意点は18歳以下、妊婦さん、歯周病、虫歯、無カタラーゼ症などの方は出来ません。あと、施術後24時間は食事制限があり食べれないものや飲めない物があります。

施術の流れ

オフィスホワイトニングの施術の流れはまず歯や口腔内、全身状態の把握を主治医に診断してもらい異常がなければ予約をしてもらい(2~3時間がかかる為)次にホワイトニングを行う前に歯のクリーニングを行いその後ホワイトニングを行います。歯茎に薬液がつかないようにマスキングをして歯だけに①薬液を塗り乾燥させてその後紫外線照射そして薬液を洗浄②繰り返して③もう一度くりかえします。①で約25分×3回、クリーニング15分~25分、施術後の食事等の説明これで約2時間。

痛みについて、人により知覚過敏様の痛みが出ることがありますがその後の痛み止めなどの処置により改善します。また現在は痛みが出にくい薬剤の使用により痛みが出ることがなくなりました。

ホワイトニングは痛いですか?~痛くなりやすいケースや対処法について~

メリット・デメリット

メリット
  • 1回で効果を感じやすい
  • クリニックに任せられる
  • プロの施術を受けられる
  • 施術後の心配が少ない
デメリット
  • 費用が高い
  • 施術時間がかかる
  • 奥歯は白くなりにくい

個別相談
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黄ばみや汚れでお悩みの方、口元の印象を明るくしたい方、
ホワイトニングで白い歯になってみませんか?

※来院されるときは、必ずマイナンバーカードをご持参ください。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を組み合わせたホワイトニングで早く白く長く白くしたい方向けです。費用は2つ分かかります。

注意点は以前と同じですが続け過ぎると知覚過敏症をおこしやすくなるので主治医、衛生士の指導のもとで行っていただく事をおすすめします。

施術の流れ

デュアルホワイトニングは始めにオフィスホワイトニングを行いその後もっと白くしたい白さを持続させたいという方に自宅でホームホワイトニングを行って頂くという方が多いですが、ホームホワイトニングでなかなか思ったように白くならないので途中でオフィスホワイトニングを行いホームホワイトニングも行うという方にもいいと思います。

メリット・デメリット

メリット
  • 短時間で理想の白さを目指せる
  • 白さが持続しやすい
  • 自然な白い歯を目指せる
デメリット
  • コストがかかる
  • 通院が面倒
  • 知覚過敏が起きることがある

デュアルホワイトニングは、早く歯を白くしたい・そしてなるべく長く白さを持続させたいということが出来るホワイトニングのやり方ですが、費用がかかる、通院が面倒、知覚過敏症が起こることが考えられるというデメリットも挙げられます。

そもそも歯が黄ばむ原因とは?

歯が汚れる原因は食べ物や飲み物の色や着色料により色がつく、他にはタバコなどの嗜好品などからも歯の表面に汚れがつく、また磨き残しの歯垢それが歯石になり歯の色を汚くします。

先ずは表面に着いた汚れを落とす歯のクリーニングを行うだけでも歯はかなりきれいになります。
その後に歯の中の色を白くするホワイトニングを考えていくことも出来るのでまずは歯科クリニックでより歯を健康にして頂き、その後ホワイトニングを行っていただきたいと思います。

歯がきばむ原因は食べ物や飲み物タバコなどの嗜好品により色が歯の表面に付着してその後に歯垢などの歯の汚れが付き歯ブラシなどでは落ちにくくなります。

あと、もともとの歯の色が黄色かったり茶色かったりと歯の表面ではなく中の象牙質に色が付いている場合があります。これはクリーニングでは取れませんのでホワイトニングや補綴治療の対象になります。

ホワイトニングをしない方が良い・注意が必要なケース

ホワイトニング治療をしない方がいい方とは虫歯や歯周病などの治療が終わっていない場合それぞれの病気を進行させてしまう場合があるのでキチンと治療が済んでホワイトニングを行うことがいいでしょう。

18歳以下の方はまだ成長段階で歯の成長が終わってないのでやらないほうが良いでしょう。
妊婦さんもお腹にどのような影響がでるか分かりませんのでやめていただきたいと思います。
無カタラーゼ症の方は体の中で過酸化水素分解ができないので過酸化尿素のみのホワイトニングになります。

ホワイトニングは歯に悪い?悪影響になるケースと対処法を歯科医が解説

自分に適切なホワイトニングの種類について詳しく知りたい方は森都心歯科クリニックにご連絡ください

ホワイトニング治療をご希望の方は森都心歯科クリニックにご相談ください、キチンと検査診断し歯のクリーニングをキチンと行った後にホワイトニングの治療も更に白くしたい方の要望にもお応えできるようにご提案できますし、クリーニングですごくキレイになってホワイトニング治療までいかずに喜んでいただいている方もたくさんおられます。

歯の色も健康状態も一人一人違いますので一度ご相談ください。

ホワイトニングの個別相談はこちらから

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この記事を監修した歯科医師

堀尾 愼一郎 森都心歯科クリニック 院長